『頑張れば感動!
頑張る時はいつも今!』
最初で最後の生徒の前での涙。
中学教師になって半年のことです。
私の母校は合唱がとても盛んで、
私自身歌が大好きでした。
私の中で中学校といえば文化祭!
という固定概念があったのですが、
まさしく覆されました。
なんと配属校では合唱コンクールなどなく、
歌が嫌い。歌わない。。。
そんな中、どうにか
合唱の感動を味わって欲しく、
何も経験ないくせに、
配属されて間もない職員会議で
合唱コンクールをどうしてもしたい!
と提案し開催することに。。
そこからが物凄く凄く大変で、
前年度の資料が全くないから
実施要項作りから司会原稿、
リハやコンクールの日にち決め
パートリーダー育成などなど
小さな1つのことを決定するのに
幾つもの会議や各委員会で話合い
ようやく大きな企画が成り立つこと
身を持って実感しました。
リハーサルの日。
色んな先生方が協力して下さって
私が体育館に入ったら
体育館の椅子並べや
雛壇が全部完成されていたり、
生徒の司会進行完璧だったり
いつも動物園みたいな生徒たちが
入場から退場まで静かに鑑賞できたり
だけど、、、
初めて舞台に立つリハーサルの
歌声が小さくて小さくて…
1番後ろで聞いていて
泣きそうになりました。
リハーサルの講評で
「情けない」と伝え、
クラスに行くと、いつも騒がしいのに、
シーーーーーン・・・
緊張して声が出なかった…ゴメンな
「2組だけは大きな声で
歌ってくれると信じていたのに悲しかった。」
と言いながら、
涙が溢れて止まりませんでした。
そしたらその後急に
CD伴奏が流れて、
みんな自然に後ろに並び、
今まで聴いたどの時よりも、
全員が大きな声で
真剣に歌っている光景が
広がっているのです。
「ジーン・・・」
その後、クラスで円陣を組んで、
「高島先生を喜ばせるぞ〜」
『オーーーーー!!!』
と言ってくれて、更にジーン。。。
今尚、その場面を
思い返すだけでも胸が熱くなります。
この日以降、
朝練・放課後練習を自らし、
歌声とクラスの気持ちが
日を追うごとに1つに
なっていきました。
本番は大成功!!
大好きな子供達の
キラキラし表情
成長した姿
ヤル気を出した時の
底知れない力
に圧倒されました。
もちろんコンクール最後の
講評で全クラス褒めまくりました。
学校地域から大好評で、
翌年から文化祭では
全校生徒が合唱コンクール
が恒例行事になりました!
合唱を・歌を・音楽を
「楽しいな!」
「感動する!」
「音楽ってええな!」
そう思う子供が
これからも増え続けますように・・・
苦しいことも悲しいことも
辛いことも、
探し始めたらキリがない。
現状に不満があるなら、
よくなるように、
自分で前向きに努力すればいい。
文句や愚痴を言っても
不満がなくなることはありません。
当たり前の幸せに目を向けて
今の自分の環境に感謝し、
悔いのないように生きたい!
と思いました。
どこまで出来るか分からないけど
掴んだチャンスに感謝し、
これからも成長&挑戦できたら!
と思います。
それを教えてくれて
付いてきてくれて
頑張ってくれた生徒たち
ありがとう!!!